本当の温泉に入ろう
野口悦男さんという方をご存じでしょうか?
温泉ジャーナリストとして40年の歳月をかけ、
全国およそ8000軒の温泉宿をめぐった温泉の
エキスパートなのです。
野口さんは後世に残すべき「温泉遺産」を紹介している。
温泉遺産の定義は3つある。
① 日本の伝統的建築物である。
② 伝統的な入浴法・飲泉方法がある。
③ 源泉かけ流し。(循環濾過なし)
このような厳しい条件に合格し厳選された
温泉宿を温泉遺産としているのです。
温泉はこだわりを持たなければなりません。
利潤の追求のためだけにウソで固めた温泉で、
日頃の疲労で固まった体がほぐれるとは思えません。
すべての情報をさらけ出し、湯治客に安心と信頼を
与えなければならない時代になりました。
思えば昭和の時代、21世紀に温泉が残っているとは
想像もつかなかったのではないでしょうか。
車は空を飛ぶ時代を夢見て生きてきたのだと思います。
しかし今、車は地べたを走り、渋滞を引き起こしています。
夢は夢のまた夢になりました。
肩をがっくり落とした方もいるかもしれません。
でも、21世紀に残るとは思っていなかった日本の伝統が
堂々と残っている。
温泉は21世紀のハイテク時代になっても必要とされている
のです。
とてもアナログ的な疲労回復法である温泉ですが
これから何十年、何百年の先も、人々に愛され続ける
ことだろうと思います。
残るとはいっても、多少は変化・進化していくかもしれません。
つまり、今の美しさ、素晴らしさというものは今この時しか
味わえないものなのだということです。
今の美しさ、はかなさを感じながら、温泉に入ってみませんか?
また、未来のために頑張れると思います。
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